はじめに
あなたは図書館で子育てしていますか?
近年、自宅でもない、会社や学校でもない、”第三の居場所”として利用が広がっている図書館。
図書館をどのように使いながら子育てをしたら良いのか。
図書館大好き人間が、図書館の子育て法について熱く語ります!!
図書館子育て法① ~絵本コーナー活用~
あなたの最寄りの図書館には、絵本コーナーや靴を脱いで読書できるスペースがありますか?
「あかちゃんの部屋」
と呼ばれることもあります。赤ちゃんがハイハイしてもいいスペースだからです。
この部屋の特徴は、0~2、3歳児の目線に本棚があり「子どもたちが自分で本を選べる」点。
お母さん、赤ちゃんや子どもに読み聞かせたい本がたくさんあるでしょう。
しかし、少し我慢してください。
赤ちゃんや子どもたちは、「あかちゃんの部屋」に入ると、水を得た魚のようにきらきらした目で本を選びます。
字はまだ読めないので、絵や色使い等、直感で本を選びます。
この「自分で本を選ばせる」という行動がとても大切です。
自尊感情育成につながります。
大人が本を選ぶのではなく、本人に選ばせる。
とても大切なことです。
図書館子育て法② ~調べもので活用~
以前、子どもの宿題で
「アメリカ合衆国 ミネソタ州 にちなんだものを持ってきてください」
というものがありました。
「ミネソタ州?どこだろう?」
というレベルの私。当然、「ミネソタ州にちなんだもの」なんてわかりません。
そこで図書館へ直行。
司書の方々に事情を話すと、皆さん総出で調べ学習を手伝ってくださいました。
参考文献や図鑑を数冊準備してくださり、複数の先生方のアイディアを集め、インターネットで調べるだけでは到底出てこない情報をたくさん持ち帰ることができました。
調べ学習の習慣をつけることは子育てにおいてとても大切なことです。
身の回りのことに対して「?」をたくさん感じる。
その「?」を調べて解決させるのか、そのまま放っておくのか。
一人で調べることは難しいが、図書館を活用することで
「三人寄れば文殊の知恵」になる。
図書館を活用して、成功体験を積み重ねたいものです。
図書館活用法③ ~精読編~
精読…細かいところまで、ていねいに読むこと。
図書館活用法①は、「多読」
図書館活用法③は、「精読」です。
4歳頃から一冊の本を精読してみましょう。
何回読んでも飽きない、大好きな本が一冊はあるはずです。
なぜ、このようなタイトルになったのか?
なぜ、このような登場人物なのか?
なぜ、ひらがなではなく、カタカナなのか?(逆もしかり)
一度、その本のテーマに沿って新しい登場人物やストーリーを考えてみてもいいかもしれません。
物語を「作ること」は、とても難しいものです。
子どもと一緒に、本のキャラクターを作ってみました。
「モノモノノケ 作:tupera tupera」
http://img.hmv.co.jp/image/jacket/800/80/6/8/672.jpg
家の中にあるものがオバケになるというこのお話。
実際に我が家にあるものを使って、オバケの名前、特徴を考えてみたのです。
子どもは楽しそうにオバケ作成、ネーミング等すすめます。
私は、「うまくまとめなきゃ!」と頭で考えてしまい、作業が進みませんでした。
例 「な~べ~」
焦げがついたままだと夜不機嫌になる。
きれいに洗ってもらえた夜は、おはしのおばけに打楽器にされても怒らない。
この活動をしてから、子どもは暇さえあれば作品中のオバケを眺めるようになり、親子で精読に親しんでいます。
まとめ
「図書館は我が家の本棚」という厚かましい発想で、週に1回以上近所の図書館にお世話になっている私たち。
図書館司書の方々にも子どもの成長を見守ってもらっています。
是非あなたも、図書館子育て法を実践してみましょう。
①多読 ②調べ学習 ③精読
たくさんの本に触れて豊かな子どもに成長しますように。
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