はじめに
子どもって、最高にかわいいですよね!!
親が、かわいいわが子を想ってやりすぎていること、ありませんか?
かえって、子どものやる気を低下させたり心を傷つけたりすることもあるのです。
中学校で、生徒たちを見ていると
「やる気が低下している生徒」がいる一方、
「元気よくあいさつをする生徒」
「好奇心を持って授業に取り組む生徒」
等、いわゆる「伸びる生徒」もいます。
「伸びる子」に共通する家庭の特徴をまとめてみました。(中学生)
伸びる子に共通する特徴①(家庭編)
「転ばぬ先の杖にならない」
子どもは失敗から学ぶもの。
親が子どもの失敗を恐れ、心配しすぎてはNG。
伸びる子を育てている家庭は、
「子どもが従来持っている力」を大切にします。
新しいことに挑戦するチャンスが訪れたら、ラッキー!!
どんどんチャレンジさせてみましょう。
(心配しすぎる実例)
家族構成:父 母 娘(中学2年生)
家族特徴:裕福。父が多忙で、母は娘にべったり。
実例
①学校で起きた嫌なこと(娘にとって)を娘が母に報告。
②娘が「特定の先生の授業以外受けたくない」と母に言う。
③母は学校に電話。
④娘に言われた通り「特定の先生の授業以外受けさせないでください」と教師に話す。
この母娘関係で、果たして娘さんは自分自身が持っている素晴らしい可能性に気づけるでしょうか?
そもそも、娘さんが何歳になるまで母が「転ばぬ先の杖」役を引き受けるのでしょうか?
就職先にも、嫁ぎ先にも同様の電話をかけそうですね…。
補助輪を外す自転車の練習のワンシーン。
娘「絶対、手を離さないで~!!」
父母「離さないからバランス保って、自信持ってこいでごらん!!」
手を離す。
娘「えっ何!(父、母)手離してるの?私一人で自転車こげるってこと!?やった!」
こちらのワンシーンと同様、思い切って手を離し見守ることが大切です。
伸びる子に共通する特徴②(家庭編)
「子どもの牽引車(けんいんしゃ)とならない」
学校生活を送るのは子ども自身です。
●大事なことは子ども自身に決めさせる
●できることは子どもにやらせる
この二点を大切にしてあるご家庭が伸びる子を育てます。
親は子どもの前を走らず、ちょっと後ろを走るイメージです!
(できることは子どもにやらせる実例)
家族構成:父 母 中2 中1双子 小5)
家族特徴:共働き、両親とも多忙
実例
①子どもたちで米とぎ、味噌汁作りをする。
②家事は兄弟で分担。
③母親の帰宅時には、ご飯が完成。
④生徒会活動や部活動も積極的に取り組む。
家族で両親の仕事を支えあう。
子どもを信頼し、役割を与えることがその子の自律性を高めます。
伸びる子に共通する特徴③(家庭編)
「縁の下の力持ちに徹する」
安心して、学校生活を送れるように環境を整えてあげることが親の役割。
あくまでも裏方であることを忘れない。
そのうえで、常に子どもたちの味方、絶対的なサポーターとして応援する。
このような考えが、伸びる子を育てるご家庭に共通しています。
(縁の下の力持ちの実例)
家族構成:祖父 祖母 父 母 中1 小5
家族特徴:両親共働き。
実例
①中1の子どもが、部活内で友人とケンカ。
②学校に行きたくないと言う。
③担任が話合いの場を作り、問題は解決。
④まだ、学校に行きたくないと言う。
⑤祖父、祖母が中心となり、毎朝家族の誰かが学校下駄箱まで一緒に登校。
⑥家族が一丸となり、中1の子どもをサポート。
⑦中1子どもは自分で登校できるようになり、クラスでも部活でも活躍する存在になる。
学校では日々、色々なことが起こります。
その時が成長のチャンス!
家族でピンチを乗り越えられれば、本人は自信を取り戻し、家族の絆が生まれます。
伸びる子に共通する特徴④(家庭編)
「学校や部活の不満を子どもの前では言わない」
伸びる子に共通する特徴。
それは、授業や部活で先生の話を素直に聞くこと。
この「素直さ」はご家庭のサポートによってつくられます。
「素直な子」は伸びます!!
「素直な子」のご家庭は学校のサポーターばかりです。
ご家庭が学校を信頼してくださる。
このサポートが子どもたちの可能性を引き出すのです!!
ただし、ご家庭で気になったお子さんの様子はすぐに学校に知らせてくださいね!
お子さん経由ではなく、お電話で相談という方法がいいでしょう。
お子さんに余計な不安を与えないと思います。
まとめ
伸びる子に共通する特徴(家庭編)
「転ばぬ先の杖にならない」
「子どもの牽引車(けんいんしゃ)とならない」
「縁の下の力持ちに徹する」
「学校や部活の不満を子どもの前では言わない」
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